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2009.08.20 八十八
八十八

白い装束を身にまとい
遍路が道をゆく
言葉にならない思いの丈は
杖の音だけが知っている

若い女がひとりきり歩く
足袋ににじむ血の跡
波音に消される鈴の音のように
過去を捨てに来たのか

彼岸花揺れて 秋の空は高く
遠き道のり遙かなる旅路
彼岸花揺れて 願う想いは深く
捨てた昨日まだ見ぬ明日
人の祈りは海を越え
いま結ばれる

幼子を連れた年寄りが
祈る視線の彼方
千羽鶴の飛んで行く先には
きっと幸せ待っている

大地を見つめて歩く男は
何かを呟きながら
叶わぬ夢の河のふちから
はい上がる為に生きてきた

彼岸花揺れて 秋の空は高く
遠き道のり遙かなる旅路
彼岸花揺れて 願う想いは深く
捨てた昨日まだ見ぬ明日
人の祈りは海を越え
いま結ばれる





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