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風に言葉を書き続けてきた
形にも残らず書店にも並ばない言葉を
いま目の前で生きている仲間と
いま目の前でそれを観てくれる人だけで
僕たちしか知らない人生を生きようと思った

記憶の中の本棚には涙と汗と笑顔がしまってある
いつか懐かしく思い出すこともあるだろう
だけどその思い出す人もやがて風になるだろう
憶えていることも幸せだけど
忘れられることも幸せなのかも知れない

本当に大切なものは今でしか伝えられない
僕たちしか知らないこの瞬間には真実だけがある
風に書いた言葉だけに生命は宿る
過去の遺物にも未来の想像の中にもそれはない
振り返らず追う必要も無い美しい生命の輝きがある

何かを残すことだけに囚われれば言葉は濁る
風のように生まれ消え去るところに伝えるべきものがある
僕たちしか知らない幸せは僕たちだけのもの
だから今日も風に言葉を書き続けている
そして風のように忘れ去られたい

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