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森の中を抜けて愛しい人に会いに行く
誰にも見つからないように
少し顔に皺が増えたのは
愛しい人といっぱい笑ったから
少し膝が痛むのは
愛しい人をいっぱい抱き上げたから
春の花が咲く頃にはそれを摘んで
通草の実る頃にはそれを見上げて
僕は君に会いに行く
道のない森の中をコンパスも持たずに
ただ君の顔を思い浮かべながら
道なき道を踏みしめて

森の中を抜けて愛しい人に会いに行く
誰も知らない二人だけの家に
少し髪が白くなったのは
愛しい人といっぱい過ごしたから
少し肩が痛むのは
愛しい人をいっぱい抱き寄せたから
夏草の生い茂る頃にはかき分けて
雪の降る頃には寒さに凍えながら
僕は君に会いに行く
愛しさが踏みしめた季節を抱えて
ただ君に会いたくて歩いた森を
いつしか出来たこの道を

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