2017.02.23 罪人の見る夢
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いつか丘の上の処刑場に行く日が来る
愛しい人たちに罵られて
長い坂の石畳の上を裸足で歩きながら
怒りに満ちた君の眼の中に僕は見る
共に過ごした名残惜しい笑顔の痕跡を
二度と通い合わない心を惜しんで
いつか磔にされる日が来る
神ではなくただの詐欺師として
昨日そんな夢を見た

いつか丘の上の処刑場に行く日が来る
愛しい人たちに頬を叩かれて
罵声と石ころを心に投げ込まれながら
冷たくなった君の手に僕は思い出す
共に渡った一本橋の上で繋がれた手の温もりを
二度と繋がれることのない絆の糸を
いつか磔にされる日が来る
神ではなくただの愚か者として
今日そんな夢を見た

いつか丘の上の処刑場に行く日が来る
愛しい人たちに鞭打たれて
時は切り取られ思い出を焼き払われながら
小さくなる君の後ろ姿に僕は知る
共に目指した目的地は幻だったのだと
二度と語り合えない虚しさを抱えて
いつか磔にされる日が来る
神ではなくただの罪人として
明日はそんな夢を見るだろう
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