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いつかあなたは
自分自身を捨てた
河原の草むらへ
ダンボールにも入れず
毛布も掛けず
お別れの手紙も添えずに

捨てられたあなたは
泣いただろうか
星を見上げながら
雨に打たれながら
去っていった自分を恨んで

いつかあなたは
自分自身を探しに行くだろう
あの河原を訪ねて
草むらの中をかき分けて
自分の微かな匂いを頼りに
あなたは探すだろう

捨てられたあなたは
そこにまだいるだろうか
あなたを想いながら
待っているだろうか
心が戻って来るようにと

いつかあなたは
自分自身を見つけるだろう
自分が捨てた自分を
愛おしく抱きしめる
無言のまま
その肌の温もりを確かめる

捨てられたあなたは
あなたを待っている
秋の枯れ葉の中で
冬の凍てつく吹雪の中で
あなたの語る
明日の言葉を待っている




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