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むかし「どっちでもいいです」と
答える女の子がいた

何を聞いても「どっちでもいいです」と
彼女は答えるのだった

満面の笑みで「どっちでもいいです」と
彼女が答える度に何故かその場が和んだ

人々が白と黒を論じている間にも
彼女は「どっちでもいいです」と思っているだろう

世界が殴り合いの喧嘩を始めても
彼女は「どっちでもいいです」と感じているだろう

彼女は優柔不断な役立たずだったのか
それとも悟りの境地にいたのかそれは誰にも分からない

どちらも良くてどちらも悪い
もしかして「どっちでもいいです」はそんな意味だったのか

どっちでもいいことは沢山ある
しかしそれはどうでもいいと言うこととは違う

簡単に是非を決めてしまう危うさの中で
僕は「どっちでもいいです」という言葉を思い出す

丘の上の草原に寝っ転がって雲を見上げて
そっと呟きたい「どっちでもいいです」と




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