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今週は僕がやっている詩の学校がテレビの取材を受ける。
ディレクターと打ち合わせをしているときに僕は自分の言った言葉に引っかかった。
「まあ、詩を書くのは紙と鉛筆があればいいからタダ同然ですね」という僕の言葉だ。
しかしよくよく考えればそれは、日本という豊かな国に生まれ育ったから言えることでもある。
世界には識字率10%という国も多い。そして毎日25000人の子どもが死んでいるという。
勉強したくても出来ない子ども達が大勢いるし、飢えにも苦しんでいる。
ノートも鉛筆も買えない子どもがいることを考えると「詩を書くのはタダ」とは言い難い。

僕は詩の学校で多少の謝礼を頂いている。
大した詩人でもないのに謝礼を頂くことに抵抗があったのも事実。
今までも募金だのチャリティーだのをやってきたが、最近はしていない。
そこで思い立ったのが「ノートと鉛筆を贈ろう」という安易な発想だ。
早速調べるとインドの学校で直接物資を受け付けているところを発見した。
それからが大変だ。
倒産品などを扱う店などを探してやっと安いノートと鉛筆を見つけ購入。
インドに船便で送るには2~3ヶ月かかるらしい・・・。
さらにショッキングなのは中身よりも送料の方が何倍もするのである。
色々考えると止めたくなるので、無心で箱詰めにして郵便局へ向かった。

とまあ、なんとかノートと鉛筆60人分の物資はインドへ送ることが出来た。
しかし、無事に着くかは分からない。
こんなことをやっていると偽善だとか自己満足だとか世間は言う。
だから最初から言っておこう、「これは偽善であり自己満足である!」とね。
しかし、何であれ、ノートと鉛筆は誰かに使ってもらえるだろう。それが真実。

誰かのためにとか、救いたいとか考えてはいないが、
まあ、子ども達がそれに何を書くのかを想像しながら酒を飲むのも悪くない。


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