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2010.06.18 詩人の先祖
むかし、小学校の授業で「先祖を調べる」というのがあった。
そして僕はその夜、祖父に尋ねた。
先祖の華々しい歴史を聞けるはずだったが、まったく違っていた。
それはこうである。
僕の直系の先祖が生まれた本家は、その土地では有数の地主であったらしい。
そしてその人は本家を次ぐ長男であったらしい。
とまあ、ここまではウキウキしながら聞いていたのだが・・・。
その長男というのが、とんでもない放蕩息子で大酒飲みだったらしいのだ。
あげくに本家に勘当され、家を出されてしまった。
その後は自由気ままに生きて死んだ。
僕は祖父に尋ねた「何かいい話はないの?」と。
しかし祖父は、その放蕩息子が我らの祖先だという。
とりあえず宿題をやったことはやったが、これはどうも書けない。
僕は愕然とした。そしてその血が僕に流れていることにショックを受けた。
その話を聞いた後で、祖父や父の人生を顧みるとその話がまんざら嘘でないことに気が付く。
妙に納得したのだが、自分の将来が不安でならなかった。
あれから30年以上が経って、詩人なんぞをやっている自分を省みれば、やはりこれは「家系」だとしか言いようがない。
今では、先祖も詩人だった!と、思うことにしている。
なので、やはり今日もスコッチをすする。
家系の中に息づく酒飲みの血は、現在でも脈々と受け継がれているのだ。

これでいいのか?

これでいいのだ!






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