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2010.04.11 一休という男
2年ほど前に京田辺の一休寺に田邊住職を訪ねたことがあった。
住職は抹茶と一休寺納豆という乾燥した大豆のようなものを出してもてなしてくださった。
実はこれは、僕にとって2度目の訪問であった。
普段は立ち入りの禁止されている場所にも案内していただいて感激したのを覚えている。
住職によれば一休は当時、相当な変わり者だったらしい。
行動も言動も常軌を逸してる。と世間は一休に烙印を押した。
そして静かに住職は言った。「例えば世の中が狂っている場合、まともなことを言う人間が馬鹿扱いされる。一休は時代に流されず、常に本当に大切なことは何かを知っていた男です」と。
僕はこのお話に感銘を受けた。
そして、根拠のない自信が僕の心の中で渦巻くのを感じていた。
個人も世の中も全ては見方ひとつで善悪が逆転する。
少数と多数どちらが正しいかも安易な数の論理だけでは判断できないのだ。
人間がみな、この様な見識を持つとすれば戦争は消えてなくなるだろう。
少数派でいることの誇りを持って自らの信じる道を歩めば、
いつの日か一休に会えそうな気がする。



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