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2010.03.02 友が死んだ日
今日は、古い友が亡くなってから3年目。
僕は早生まれだから彼の方がいつも早く誕生日を迎えていたのだが、
いま僕は彼が経験するはずだった46歳という年を生きている。
それはとても複雑な気分だ。

しかし、死んでしまった友を哀れむこともなかろう。
哀れみなど彼に失礼だ。
そして残された奥さんや子ども達にも失礼だろう。
生きている人間が傲慢さをさらけ出して、
役にも立たない慰めの言葉を並べるのは嫌いだ。
ただ静かに時の慈悲を待ちわびるしかない。
詩人といえども、死に対しての言葉の無力さを感じる。

彼が死んだ日、僕は葬式には行けなかった。
その代わりに彼と仲間の写っている写真を傍らに置いて、彼のグラスに酒を注いだ。
そんな風に僕は独りで彼を弔った。

今日も、彼の写真を出して、
彼と酒を飲もうと思う。
心の中で彼はいつまでも生きている。
今夜は沢山、昔話をしよう。

合掌






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