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名刺交換をすると必ず「本名ですか?」と聞かれてうんざりしている。
本名とは戸籍に登録されている名前というだけの話だ。
しかし、人間は名前と共に生き、それにこだわり、
やがては名前が自分だと錯覚してしまう。
「本名は何ですか?」と聞かれたら、「種類としては、人間だ」と答えるか。
人間以外は、名前など必要としていない。
まあ、名前などあってもなくても良いのだが、
人間界では名前のないものは存在していないという認識が蔓延している。
どこかの国の戸籍のない子どもは人間として認識されていない。
要するに人間の世界では、名前が存在の全てなのである。
しかし、名前のあるものだけで世界は成り立っていない。
しかし、名前のないものは認識されない存在だ。
だから、詩人は名前のないものに名前を与えなければならない。
やがて人間は名前のないものの価値や豊かさを知るだろう。
自分たちの知らないところで美しく働く生命や心があることを認識するだろう。
そうなれば、もうこの世に詩人がいる必要もなくなるのだろう。
そんな日は来るだろうか?






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