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最近は芸能全般を見渡してもプロと思える人が激減したように思える。
素人をタレントやアイドルに仕立てての商売がウケるし、
使い捨て主義による一過性の視聴率稼ぎには好都合なのだろう。
その反対にベテランは出番がない。
まあ、ギャラが高いのと、使いづらいのが原因かも知れない。

誰が何を表現しようと自由だし、そんな場所が増えることは大いに喜ばしい。
しかし、素人と玄人の節操のない混同はいささか問題でもある。
いや、素人とか玄人とかの問題ではなく、表現する側の意識の問題なのかもしれない。
人前で何かをやる為の「真摯な態度や姿勢」が欠如しているように思える。
一億総タレント時代がやってきて、芸能全般のレベルが低下している。
まさに、一億総勘違い時代の到来である。
仕事にしても、便利になりすぎて基本のない人間が急増している。
すべてが途中からの仕事であり、一から出来る人が育たないのだ。
例えば某ファミレスの厨房で3年やっていたコックは、イカの下処理も知らない。
何故なら、食材はすべて切り刻まれた冷凍食品であるからだ。
下処理も出来ない人間が堂々とコックになれてしまう時代がすべてを象徴している。

これと同じことが芸能や表現の現場で起きている。
今なら簡単にイベントやコンサートで素人が発表する機会はいくらでもある。
しかしそれはあくまでも発表のレベルである。
玄人として稼ぐには相当の努力がいることを彼らは知らない。
そしてすぐにプロになりたい、金を稼ぎたい。と、まあこうなる。
簡単に言えばこのような状態のことを「勘違い」というのだが。
中には「自分には特別な能力がある」と、勝手に思いこむ人もいる。
いずれにせよ、特別な能力など誰にもない。
もしそれがあるとしたら「謙虚に努力出来る能力」だろう。
また、特別な能力?のある人間にすべてを依存することも大変危険だと思う。
昔、僕の知り合いで葬儀の時に生き返った人がいた。
しかしその人は「自分は神だ!」とは言わなかった。
そして、今でも元気に暮らしているが、それを金儲けのネタにしたりはしていない(笑)

まあ、何を書きたいのかというと、
ああなりたい、こうなりたいと妄想ばかりが膨らむ一方で、
自分の土台をしっかり創るという努力が欠如しているという危機感だ。
努力なしで手っ取り早く稼ぎたいという幻想を捨てることだ。
出来上がったものは、何でも簡単に思える。
しかし、鉛筆一本、紙一枚たりとも簡単にできるものではない。

勘違いを止めて、現実に1歩を踏み出すことこそ夢を実現する道なのである。


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