2017.04.17 幸せの法則
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与えられたものに感謝すること

そしてそれを無条件に愛すること

比較する心に葛藤は生まれる

幸せとは何かになることでもなく

何かを得ることでもない

それは波立つことのない穏やかな心のこと

あなたに足りないものなど何もない

今あるものを本当に愛することが出来れば

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2017.04.06 忘れられた蕾
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ああ 僕のポケットに
まだ蕾は残っているだろうか
寒い冬に耐え抜いた
桜の蕾のような希望に満ちた生命が

切り落とされた首のように
大地に転がってはいないだろうか
降り残した雨雲を仰ぎ見る
悔しい青春の叶わなかった約束が

奔放さが腐らせたあの蕾も
言い訳が萎ませたこの蕾も
痛々しく足元で打ちひしがれた桜色
咲くこともない花の怨みが残る桜色


ああ 僕のポケットに
まだ蕾は残っているだろうか
死と再生を繰り返す
桜の蕾のような永遠に満ちた生命が

水底に沈んだまま忘れ去られた
土にも還れぬ未練な蕾が
深い川の底で嘆いてはいないだろうか
あの日云えなかった詫びの言葉が

軽薄さが傷つけたあの蕾も
傲慢さが鞭打ったこの蕾も
未練がましく指の先に染みついた桜色
まだ咲かぬ蕾を抱えて春に戸惑う桜色

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重い十字架を背負う子ども達と歩む
心の支えはその笑顔
灯ってはまた消える儚い笑顔
マッチを擦る僕の手には見えない疵
無力という悔しさの残る疵
永遠に消えない笑顔を探して
僕は今日も似合わない服に着替えて出掛ける
先生と呼ばれて心が痛むから

深い闇を背負う子ども達と歩む
心の支えは僕に駆け寄る明るい足音
近くて遠い切ない関係
響いては消え去る笑い声を追いかける
悔しさという無言の声を抱えて
永遠に寄り添うことの出来ない横顔に
僕は今日も詫びながら階段を下って帰る
先生と呼ばれて心が痛むから

痛い棘を背負う子ども達と歩む
心の支えはまだ見ぬ未来
悲観しては奮い立たせる希望
力の足り無さを悔やみながらも諦めない一歩
明日に先送りされた小さな一歩
永遠に満ちる一瞬を探しながら
僕は明日のためのささやかな荷造りを始める
先生と呼ばれても心が痛まぬように

2017.03.21 相棒
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相棒を棄てに行く後ろめたさを抱えながら
雑巾で丁寧にカラダを洗ってやった
別れの盃に1リットルのガソリンを飲ませ
ありがとう言ってみた
するとお前は静かにそして寂しそうに
さようならと笑った

長く使い込んだ物には魂が宿るという
そんな言葉を思い出していた
11年間で42000キロを共に走った相棒
雨の日も風の日も雪の日も文句も言わずに
日々のフルスロットルに耐えた心臓
少しばかり大食いの胃袋

薄っぺらな委任状に署名をすると
おいらはまだ走れるぜ
そう語るお前の声に心が痛んだ
お前は外国に行くのだとオヤジが言う
アフリカへ行くのだと
そしてその話に少し心が救われた気がした

お前は異国の顔も知らない誰かの所に嫁に行く
風を切って心臓が止まるまで走り続ける
花嫁の父のような気分で店を出ると
茜色の空がまだ見たこともないアフリカの夕陽に見えた
長く使い込んだ物には魂が宿るという
僕もここで心臓が止まるまで走り続けるだろう

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友は何処から生まれるか
それは入学式で肩を並べたあの日から

友は何処から生まれるか
それは笑い合う声の名残から

友は何処から生まれるか
それは繋ぎ合った手の温かさから

友は何処から生まれるか
それは殴り合った拳の痛みから

友は何処から生まれるか
それは語り合った夜明けの静寂から

友は何処から生まれるか
それは別れ道で交わした握手から

友は何処から生まれるか
それは互いに選んだ道の戻れぬ日々から

友は何処から生まれるか
それは互いに背負う運命の重さから

友は何処から生まれるか
それは昔話の溢れ出る胸の奥から

友は何処から生まれるか
それは輝く思い出の破片から

友は何処から生まれるか
それは限りある生命の刹那から

友は何処から生まれるか
旅路の果ての遠い場所から

友は何処から生まれるか
それは遠いふるさとの青い海から